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人生甘くはない・・・?  ~ Life is not sweet ~

人生甘くはない・・・? ~ Life is not sweet ~

スペシャルウィーク

スペシャルウィーク 1995年生
父はサンデーサイレンス 母はキャンペンガール 母の父はマルゼンスキー

名手武豊をダービージョッキーへと導いた名馬
王道を歩みながらついに頂点に至らなかった最強馬
それが王者スペシャルウィーク

この馬はPOG(ペーパーオーナーゲーム)で指名していたんですが、初めのうち好きではありませんでした。というよりサンデーサイレンスがどちらかというと嫌いだったのです。

しかし、スペシャルウィークを他とは違うと思ったのは3歳春の弥生賞でした。すばらしい末脚で先行するセイウンスカイを捉えた一戦です。その時点のSS産駒とは明らかに違う末脚は認めざるを得ないものでした。ただ、それでも最強クラスとは認められませんでした。

というのは、その時点での私の評価はデビュー2戦目でその素質を認めたセイウンスカイをその年の菊花賞馬、もし皐月賞を勝つなら三冠も、と思っていたからです。
 
ちなみにこの世代はやがて史上最強世代と呼ばれる世代で、私は今でもこの世代がこの10数年の中の真の最強世代だと思っています。
この世代には、グラスワンダーを筆頭にスペシャルウィーク、エルコンドルパサー、セイウンスカイ、キングヘイローのスペシャルを中心とした内国産と外国産の3強、その名の通り世界を制したアグネスワールド、マイネルラブ、エアジハードというマイルスプリントの歴史的名馬達、初代ダート王とも言うべきウイングアロー、名牝ファレノプシス、個性派にはダート戦線で長期間戦い続けたスマートボーイなど。また、種牡馬として花開いたものも多く、カンパニーの父ミラクルアドマイヤ、フランスで成功を収めたディバインライト、サンレイジャスパーを送り出せたミスズシャルダンなど。様々な点から見て評価できる点が多い上に本当の意味で世界に通用しているのはやはりこの世代だけだと思うからです。

さて、それましたが、かくしてスペシャルウィークは皐月賞3着からダービーを圧勝する訳ですが、私がスペシャルウィークを本当に認めたのは天皇賞春を制した後でした。
 天皇賞後血統を調べ配合を見てこれ程の血統の馬がいるとは・・・・と思い認めた訳です。血統面でこれを上回る衝撃を受けたのはタニノギムレットだけです。同期のエルコンドルも素晴らしく、こちらは配合が数十年に一度の成功例な気がしました。3世代しか残せなかったことが悔やまれます。

 スペシャルはまさにクラシック血統と呼ぶにふさわしい馬で、G14勝の素晴らしい競走成績でありながらJRAに表彰されなかったというのは有名なエピソードです。
 
 現在種牡馬としては微妙な位置にいますね。期待ほどの成績ではなく、どうやらアグネスタキオンが父の後継となりそうです。とは言え、シーザリオを含め5頭以上の重賞勝ち馬を送り出し、失敗しているわけでもなく、個人的にはサンデーの後継の中で最も母父として成功の可能性が高いと思っています。

 もう一頭、今度は牡馬の大物がほしいと期待していますが、それを成し得るだけの可能性は秘めているはずです。今ではそう願うほど応援している思い出の一頭になっています。


 代表産駒

    シーザリオ 母キロフプリミエール(父サドラーズウェルズ)
  インティライミ 母アンデスレディー(父ノーザンテースト)
 サンバレンティン 弟インティライミ
 オースミダイドウ 母ストームティグレス(父ストームキャット)

 他 まずまずの活躍馬多数


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